2014年

1月

11日

2014年1月の歌会(1/11)

あけましておめでとうございます。仙台駅前「みわ亭」にて新年会をかねて開催しました。自選一首を紹介します。

 

・広瀬川の河川敷には小さき畑「名札」らしきが揺れる正月(SU)

  広瀬川は優しい流れです。「名札」は品名かもしれないので下に降りてみた

  い気持ちです。

・ぼやけたる心にワイパーかくるごと玻璃戸の結露ぬぐう朝あさ(OH)

  朝起きてみるとガラス戸に結露がついていて心まですっきりしないように思

  う。結露をぬぐい自分の心もすっきりさせたいと思い作った。

・初春の願いは一つ不老不死不死は父母不老は我に(YA)

  父母よ永遠であれ。私は不老であり続ける

・酒ビール一滴も飲まず年末年始七十九歳移りゆく日々(ON)

  胆のう炎で全摘し、初めて禁酒の年末年始だった。

・「花買ってきたわね」と娘の仏前に生花たむくる妻の晦日(OM)

  ただただ妻に感謝。

・初雪に仮設住宅光帯ぶ三度目の冬柔らかく降れ(OU)

  被災地にもっと光を。

 

 玻璃戸:はりど 「ガラス戸」

まひる野

 東京に本部を置く全国的な短歌の会です。窪田空穂の第一歌集「まひる野」から命名され、生活実感を尊重し、詩としての豊かな表現力を希求します。自然や日常を細やかな温かい視線で詠んだ歌が特徴です。詳しくは「まひる野」のページをご覧ください。

 

<仙台 月例会について>

毎月第二土曜日に仙台市内の市民センターの一室で午後一時から概ね二時間程度です。流れを紹介します。

 

(1)その月の決められた主題に関する歌1首以上を含む自作3首の歌を提出します。

(2)作者を伏せてプリントアウトしたものが当日配布されます。自分以外の方の歌をそこで初めて目にすることになります。

(3)全部で20~30首になります。リズムを確かめながら音読します。意外に難しい漢字や短歌独特の言い回しに出会うことも学びの一つです。

(4)20~30分程度をかけて、各自で、自分の”お気に入り(共感、卓越、感嘆、臨場感などを感じる歌)”を5~7首程選びます。その中でも”これは!”という歌一首を特選として選びます。

(5)特選2点、”お気に入り”1点として集計し、合計得点の高い歌から互評します。互評というのは選んだ理由を自分なりに説明するということです。

(6)互評の過程で多くのことを学びます。技術的には不十分でも感性として高く評価されることもあります。またどんなに整った歌でも共感を覚えない、伝わらない、ということで点数が入らないということもあります。自分の歌がどう評価されるか、ということに目が行きがちですが、実は自分が選んだ理由をどう説明するか、ということが非常に大切です。

(7)一通り互評が終わると、各種の情報交換を行い終了です。高得点でも賞金はでません(笑)。次回の日程、主題など出席者で話し合って決めます。「○○に関する歌」という具合です。