2014年

2月

09日

2月の歌会(2/8)

大雪の兆しもなんのその、定例会が開かれましたので紹介します。管理人の不手際で、自選1首を集め忘れてしまったので、今回は出詠7人について好評だった歌を紹介します。

 

 悲しけど人は生来性悪と思うときあり呆けし父に(OM)

 冬晴れの続きて久し振りの雪白きデジャビュを連れて降り来る(OH)

 網の目の欅に透ける空への夢か子らも巣の鳥も賑やかな声(SU)

 贈られし茨城産の干し芋に戦時下はるか悲哀の味が(ON)

 幸願い天を仰ぎて柏手を打つ手のひらに春はかすかに(YA)

 変節に沖縄の海は濁りゆくジュゴンは年の瀬出国を決めた(OU)

 暦には春の立ちしを狛犬のそば立つ耳に藪風ばかり(MA)

 

  性悪:せいあく

  デジャビュ:既視感(仏:déjà-vu)
  狛犬:こまいぬ

 

今回はYさんの初めての司会進行でした。難なくこなして定例会報告を作成、字余りが・・・・婉曲に言った方が伝わる・・・盛り込みすぎ・・・意味がいまいち・・・などとにぎやかな(喧しい?)コメントに戸惑ったかも。でも歌会はにぎやかな方が好きです(管理人の勝手な好みですが)。

 

今回、まひる野仙台のネット公開に伴い、一人一人の名刺が数枚づつですが作成されました。このページのアドレス、QRコードが入っています。是非、名刺を活用してアクセスを期待したいものです。 (管理人)

 

まひる野

 東京に本部を置く全国的な短歌の会です。窪田空穂の第一歌集「まひる野」から命名され、生活実感を尊重し、詩としての豊かな表現力を希求します。自然や日常を細やかな温かい視線で詠んだ歌が特徴です。詳しくは「まひる野」のページをご覧ください。

 

<仙台 月例会について>

毎月第二土曜日に仙台市内の市民センターの一室で午後一時から概ね二時間程度です。流れを紹介します。

 

(1)その月の決められた主題に関する歌1首以上を含む自作3首の歌を提出します。

(2)作者を伏せてプリントアウトしたものが当日配布されます。自分以外の方の歌をそこで初めて目にすることになります。

(3)全部で20~30首になります。リズムを確かめながら音読します。意外に難しい漢字や短歌独特の言い回しに出会うことも学びの一つです。

(4)20~30分程度をかけて、各自で、自分の”お気に入り(共感、卓越、感嘆、臨場感などを感じる歌)”を5~7首程選びます。その中でも”これは!”という歌一首を特選として選びます。

(5)特選2点、”お気に入り”1点として集計し、合計得点の高い歌から互評します。互評というのは選んだ理由を自分なりに説明するということです。

(6)互評の過程で多くのことを学びます。技術的には不十分でも感性として高く評価されることもあります。またどんなに整った歌でも共感を覚えない、伝わらない、ということで点数が入らないということもあります。自分の歌がどう評価されるか、ということに目が行きがちですが、実は自分が選んだ理由をどう説明するか、ということが非常に大切です。

(7)一通り互評が終わると、各種の情報交換を行い終了です。高得点でも賞金はでません(笑)。次回の日程、主題など出席者で話し合って決めます。「○○に関する歌」という具合です。