2014年

12月

14日

12/13(土) 12月度歌会

出詠は7名21首、出席者は6名、いつもの会場(青葉区中央市民センター)で開催されました。詠題は「山」「家」「節」です。自薦他薦の7首をご紹介いたします。ご鑑賞ください。 ( )内の歌評は歌会での意見を参考にしたものです。

 

「雪が降る」この歌好むわれなれど積もって悲しき後期高齢(ON)

 (アダモの名曲です。年齢を重ねることは豊かになること、そんな時代がきま

  すように。)

わが妻とらくらくスマホ二台買い顔突き合わせて電話のかけっこ(OM)

  先日、老人向けの「らくらくスマホ」をお揃いで妻と購入。試行錯誤を繰り

  返していますが料金が心配です。

青葉山透かして見ゆる冬の虹師の住む家に幸多かれと(YA)

 (青葉山はもちろん仙台のシンボル、「冬の虹」が素敵です。)

カレーライス山ほどに盛る女のいて老いゆくわれは躊躇し平らぐ(SU)

 (女:ひと 盛ってくれた人の好意に頑張って平らげた、という可愛らしさを

  感じる歌です)

必要とされていること嬉しくて少し窮屈胸のボタンが(OH)

  舅、姑の介護に明け暮れている毎日です。今欲しいのは自由な時間です。

里山に朴の落ち葉を踏みゆけば柔らかきかな樹木葬の地は(OU)

  樹木葬は東北には岩手県花巻・一ノ関にあります。3回も見に行きました。

邪険にも汝を扱えば寝言にて繰り言をする そぞろ寒き夜(MA)

  (汝:な 本当に寒そう、邪険にした日は先に寝るに限るようです)

 

1月は新年会をかねて、仙台駅近くの「みわ亭」で行います。毎年恒例になりました。詠題は「初」「始」。記念撮影をしてHPのカバー写真を更新しようと思っています。(管理人)

まひる野

 東京に本部を置く全国的な短歌の会です。窪田空穂の第一歌集「まひる野」から命名され、生活実感を尊重し、詩としての豊かな表現力を希求します。自然や日常を細やかな温かい視線で詠んだ歌が特徴です。詳しくは「まひる野」のページをご覧ください。

 

<仙台 月例会について>

毎月第二土曜日に仙台市内の市民センターの一室で午後一時から概ね二時間程度です。流れを紹介します。

 

(1)その月の決められた主題に関する歌1首以上を含む自作3首の歌を提出します。

(2)作者を伏せてプリントアウトしたものが当日配布されます。自分以外の方の歌をそこで初めて目にすることになります。

(3)全部で20~30首になります。リズムを確かめながら音読します。意外に難しい漢字や短歌独特の言い回しに出会うことも学びの一つです。

(4)20~30分程度をかけて、各自で、自分の”お気に入り(共感、卓越、感嘆、臨場感などを感じる歌)”を5~7首程選びます。その中でも”これは!”という歌一首を特選として選びます。

(5)特選2点、”お気に入り”1点として集計し、合計得点の高い歌から互評します。互評というのは選んだ理由を自分なりに説明するということです。

(6)互評の過程で多くのことを学びます。技術的には不十分でも感性として高く評価されることもあります。またどんなに整った歌でも共感を覚えない、伝わらない、ということで点数が入らないということもあります。自分の歌がどう評価されるか、ということに目が行きがちですが、実は自分が選んだ理由をどう説明するか、ということが非常に大切です。

(7)一通り互評が終わると、各種の情報交換を行い終了です。高得点でも賞金はでません(笑)。次回の日程、主題など出席者で話し合って決めます。「○○に関する歌」という具合です。