2015年

1月

11日

謹賀新年 1/10(土) 1月度歌会

 新年あけましておめでとうございます。仙台支部は、今年10周年を迎えます。一層、磨きをかけて頑張りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

1月度の定例歌会は、仙台駅前「みわ亭」でランチを取りながら、というのが恒例になりつつあります。今年もにぎやかに「開幕」です。自薦他薦歌の紹介の前にニュースを紹介します。

 支部長の岡本勝さんが「まひる野集」から「「作品Ⅰ」へ、岡本弘子さんが「作品Ⅱ」から「まひる野集」へステップアップされました。これまでのご活躍の賜物と思います。お二人には、まひる野仙台支部を牽引されるばかりでなくまひる野会を代表する立場の歌人として一層のご活躍をお願いしたいと思います。また、仙台支部は今年10周年を迎えます。設立の頃のお話など、なにか足どりのようなものを残したいと考えており、これから支部内で検討してみたいと思っています。

 では、自薦他薦歌をご紹介します。詠題は「初・始」でした。( )内は互評の中のお話から私(HP管理者)が加えたものです)

 

初めてのおつかいに行きし日のことを今だ忘れず焼酎買いに(YA)

 (おばあさんに頼まれておつかいに行った)子供の頃の思い出の一つ 

冬ざれの野には芽吹きの春来れど老い人は老いの色重ねゆく(OH)

 身近に老いの暮らしを見ているので詠みました

忘年会新年会と次々に乾杯悲しきノンアルコール(ON)

 乾杯が笑顔にならない・・(楽しくも悲しく、悲しくも楽しく)

初氷初霜初雪初明かり初詣にゆき初夢を見る(OM)

 「初」のつく熟語を辞書で調べました。「初明かり」がいいと思っています。

 (早口言葉みたいだと・・飲み食べ、口元の忙しい歌会になりました)

大き真紅、無垢の魂思わせる「初日の出」木々やわれを吸込む(SU)

 (新年にふさわしいイメージ。初句と読点が話題になりました)

初期化して君の写真を消去する忘れることができないままに(OU)

 年末にスマホの写真を整理して「昔の写真」と詠んだのですが、受け狙いで 

  「君の」にしてしまいました。確かに「受けました」。

だんだんと判の押したる生活なれ日記に余白残して閉ず(MA)

 (生活:くらし とルビあり。淡々と生活の様を受け止める姿が目に浮かびま

 す。「判押したる如き」「残して閉ずる」などの方がわかりやすいでしょう)

柚子五個を浮かべて湯浴みする吾娘とヘルパーさんの声は弾みぬ(KI)

 (湯浴み:ゆあみ 吾娘:あこ 詠者の娘さんの入浴をヘルパーさんが手伝っ

 ている情景。浴室の外にいる詠者はその弾む声を聴いているのです。)

 

 本年もよろしくご指導くださいますようお願いいたします。(管理人)


まひる野

 東京に本部を置く全国的な短歌の会です。窪田空穂の第一歌集「まひる野」から命名され、生活実感を尊重し、詩としての豊かな表現力を希求します。自然や日常を細やかな温かい視線で詠んだ歌が特徴です。詳しくは「まひる野」のページをご覧ください。

 

<仙台 月例会について>

毎月第二土曜日に仙台市内の市民センターの一室で午後一時から概ね二時間程度です。流れを紹介します。

 

(1)その月の決められた主題に関する歌1首以上を含む自作3首の歌を提出します。

(2)作者を伏せてプリントアウトしたものが当日配布されます。自分以外の方の歌をそこで初めて目にすることになります。

(3)全部で20~30首になります。リズムを確かめながら音読します。意外に難しい漢字や短歌独特の言い回しに出会うことも学びの一つです。

(4)20~30分程度をかけて、各自で、自分の”お気に入り(共感、卓越、感嘆、臨場感などを感じる歌)”を5~7首程選びます。その中でも”これは!”という歌一首を特選として選びます。

(5)特選2点、”お気に入り”1点として集計し、合計得点の高い歌から互評します。互評というのは選んだ理由を自分なりに説明するということです。

(6)互評の過程で多くのことを学びます。技術的には不十分でも感性として高く評価されることもあります。またどんなに整った歌でも共感を覚えない、伝わらない、ということで点数が入らないということもあります。自分の歌がどう評価されるか、ということに目が行きがちですが、実は自分が選んだ理由をどう説明するか、ということが非常に大切です。

(7)一通り互評が終わると、各種の情報交換を行い終了です。高得点でも賞金はでません(笑)。次回の日程、主題など出席者で話し合って決めます。「○○に関する歌」という具合です。