2015年

3月

22日

3/21 第87回センバツの宣誓に短歌が

3/21開会した春の選抜高校野球で敦賀基気比高校(福井)篠原主将が宣誓、その中に短歌が織り込まれていました(毎日新聞3/22朝刊)。全文を紹介します。

 高校野球の全国大会が始まって100年。戦争による中断や震災など、いくつもの困難を乗り越えて今、多くの皆さんに支えられ、大好きな野球ができることに感謝します。

 「グランドに チームメイトの 笑顔あり 夢を追いかけ 命輝く」

 生まれ育ったふるさとで、移り住んだところで、それぞれの思いを抱きながら見てくださっている全国の皆さんに、生きていることを実感してもらえるよう、この甲子園で自分らしく精一杯プレーすることを誓います」

 なぜ、ここに短歌が登場したか・・正岡子規は、野球に熱中しその普及にも尽くしたことで知られており今大会では出身校の松山東校が出場、100年の記念もあって短歌が読みこまれたものと思います(子規は俳句が有名ですが多くの短歌も残しており、また野球の殿堂入りも果たしています)。

(新聞を読んでびっくり。思わぬところに短歌がでてきたので、思わずHPで紹介です。子規の短歌をいくつか。)

 くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる

 松の葉の葉毎に結ぶ白露の置きてはこぼれこぼれては置く

 いちはつの花咲きいでて我目には今年ばかりの春行かんとす

 足たたば不尽の高嶺のいただきをいかづちなして踏み鳴らさましを

 足たたば黄河の水をから渉り崋山の蓮の花剪らましを

 足たたば北インヂヤのヒマラヤのエヴェレストなる雪くはましを

 

まひる野

 東京に本部を置く全国的な短歌の会です。窪田空穂の第一歌集「まひる野」から命名され、生活実感を尊重し、詩としての豊かな表現力を希求します。自然や日常を細やかな温かい視線で詠んだ歌が特徴です。詳しくは「まひる野」のページをご覧ください。

 

<仙台 月例会について>

毎月第二土曜日に仙台市内の市民センターの一室で午後一時から概ね二時間程度です。流れを紹介します。

 

(1)その月の決められた主題に関する歌1首以上を含む自作3首の歌を提出します。

(2)作者を伏せてプリントアウトしたものが当日配布されます。自分以外の方の歌をそこで初めて目にすることになります。

(3)全部で20~30首になります。リズムを確かめながら音読します。意外に難しい漢字や短歌独特の言い回しに出会うことも学びの一つです。

(4)20~30分程度をかけて、各自で、自分の”お気に入り(共感、卓越、感嘆、臨場感などを感じる歌)”を5~7首程選びます。その中でも”これは!”という歌一首を特選として選びます。

(5)特選2点、”お気に入り”1点として集計し、合計得点の高い歌から互評します。互評というのは選んだ理由を自分なりに説明するということです。

(6)互評の過程で多くのことを学びます。技術的には不十分でも感性として高く評価されることもあります。またどんなに整った歌でも共感を覚えない、伝わらない、ということで点数が入らないということもあります。自分の歌がどう評価されるか、ということに目が行きがちですが、実は自分が選んだ理由をどう説明するか、ということが非常に大切です。

(7)一通り互評が終わると、各種の情報交換を行い終了です。高得点でも賞金はでません(笑)。次回の日程、主題など出席者で話し合って決めます。「○○に関する歌」という具合です。