2015年

6月

15日

6月歌会(6/13)の報告

間もなく梅雨に、とはいえ夏のような陽射しも珍しくない仙台です。6月は24首の出詠、7人出席でした。詠題は「一から六の数字に関係する言葉」、無理を承知で読み切った歌も・・ではいつものように自選他薦の7首を紹介します。

 

ランダムに開きし聖書の一節にピンクのマーカー引かれていたり

 息子が幼稚園の時に頂いた聖書を開いたら・・あった。(YA)

  ・誰の聖書か、どんな一節にマーカーが、と気になりました。

「生きるとは何」との問いは若き日の戯れなりき現在(いま)に思へば

 青春の日々を後悔する老いの日々である。(SA)

     ・文語で統一するなら 問い→問ひ、

生まれ日が一日違ひと気づきたり連合赤軍坂口弘と

 同世代。歌集を拝読しています。(OM)

この五月薫風のみにあらずして「安保法制」の変な風吹く(SU)

 二、三句目が説明的で「変な」と雰囲気がしっくりこないのですが、

 あの風は確かに変 (管理人)

嘉永五年黒船来航の一年前祖父誕生し昭和まで生く(ON)

 四句目を推敲、漢字が多く堅い感じの歌が柔らかくなりました(管理人)

水飲めばグラスの縁に残りたるこの世にたった一つの唇紋

 指紋は同じものがないことを知っていたが唇紋も自分だけのものと初めて

 知りました。(OH)

「四の五のと言うんじゃねぇ」と凄みいる三百二十六議席の党は

 一から六のうち二から六までを詠みこんだ力作。第一党は、と字余り承知で

 いくべきだったか・・・・(笑)(OU)

葉桜は真緑となり 八十歳の齢(よわい)こえるも老い成り難し(MA)

 こえる、は越ゆる、がいいでしょう。(管理人)

 

次回は7/11、「七~十二に関する歌」という詠題です。

まひる野

 東京に本部を置く全国的な短歌の会です。窪田空穂の第一歌集「まひる野」から命名され、生活実感を尊重し、詩としての豊かな表現力を希求します。自然や日常を細やかな温かい視線で詠んだ歌が特徴です。詳しくは「まひる野」のページをご覧ください。

 

<仙台 月例会について>

毎月第二土曜日に仙台市内の市民センターの一室で午後一時から概ね二時間程度です。流れを紹介します。

 

(1)その月の決められた主題に関する歌1首以上を含む自作3首の歌を提出します。

(2)作者を伏せてプリントアウトしたものが当日配布されます。自分以外の方の歌をそこで初めて目にすることになります。

(3)全部で20~30首になります。リズムを確かめながら音読します。意外に難しい漢字や短歌独特の言い回しに出会うことも学びの一つです。

(4)20~30分程度をかけて、各自で、自分の”お気に入り(共感、卓越、感嘆、臨場感などを感じる歌)”を5~7首程選びます。その中でも”これは!”という歌一首を特選として選びます。

(5)特選2点、”お気に入り”1点として集計し、合計得点の高い歌から互評します。互評というのは選んだ理由を自分なりに説明するということです。

(6)互評の過程で多くのことを学びます。技術的には不十分でも感性として高く評価されることもあります。またどんなに整った歌でも共感を覚えない、伝わらない、ということで点数が入らないということもあります。自分の歌がどう評価されるか、ということに目が行きがちですが、実は自分が選んだ理由をどう説明するか、ということが非常に大切です。

(7)一通り互評が終わると、各種の情報交換を行い終了です。高得点でも賞金はでません(笑)。次回の日程、主題など出席者で話し合って決めます。「○○に関する歌」という具合です。