2015年

9月

15日

9月度定例歌会

9/12(土)仙台市青葉区の市民センターにて14時からスタート、会場の都合でいつもより1時間遅く始まりました。詠題は「長・短」、題詠13首、自由詠11首の計24首が集まりました。ではいつものように自薦他薦の8首を紹介します。


 草刈りの汗ぬぐいつつ振り向けば祖父の逝く夏サルビアの夏

  はるか昔の祖父の死をサルビアで想いだします。(SA) 

 長々と秋雨前線居座りて総理に平和の光見えざり

  安保法制に対する怒りを詠んでみました。(OH)

 長かりし介護の故か喪主奥様お通夜葬儀と笑みを浮かぶる(ON)

  寂しさと精一杯を尽くした安堵と・・親しい人だけが判る笑み。(管理人)

 短夜を死に行く蝉の声聞ゆ森に真向い灯す窓辺に

  生と死について考えるこの頃です(OM)

 病院の長椅子で待つ老夫婦「福島から」と言葉少なく

  ある病院での一シーン(YA)

 ひらめ釣る長竿深く海に入り抗う命を手元に伝う

  命の連鎖です。釣った魚はいつもいつも大切にいただきます。(OU)

 私もこの制服でと右翼だが徴兵はどうもと巡査は嘆く(SU)

  歌を詠むことで伝わる意思や意見があることに気づかされました。(管理人)

 反抗期思い出させる百日紅ただ赤々と狂ほしく咲き(MA)

  幼くも激しく輝いていた若き日があったことを・・(管理人)


  短夜:みじかよ  百日紅:さるすべり  抗う:あらがう


 実は体調を崩して9月歌会を欠席してしまいました。気候変動の続くこの頃、皆 

 さんも体調維持にご注意ください。10月詠題は「目・眼・口」、10/10(土) 

 13:00からの開催です。見学希望の方は「お問合せ」のページからコンタクト

 ください。お待ちしています。(管理人)

まひる野

 東京に本部を置く全国的な短歌の会です。窪田空穂の第一歌集「まひる野」から命名され、生活実感を尊重し、詩としての豊かな表現力を希求します。自然や日常を細やかな温かい視線で詠んだ歌が特徴です。詳しくは「まひる野」のページをご覧ください。

 

<仙台 月例会について>

毎月第二土曜日に仙台市内の市民センターの一室で午後一時から概ね二時間程度です。流れを紹介します。

 

(1)その月の決められた主題に関する歌1首以上を含む自作3首の歌を提出します。

(2)作者を伏せてプリントアウトしたものが当日配布されます。自分以外の方の歌をそこで初めて目にすることになります。

(3)全部で20~30首になります。リズムを確かめながら音読します。意外に難しい漢字や短歌独特の言い回しに出会うことも学びの一つです。

(4)20~30分程度をかけて、各自で、自分の”お気に入り(共感、卓越、感嘆、臨場感などを感じる歌)”を5~7首程選びます。その中でも”これは!”という歌一首を特選として選びます。

(5)特選2点、”お気に入り”1点として集計し、合計得点の高い歌から互評します。互評というのは選んだ理由を自分なりに説明するということです。

(6)互評の過程で多くのことを学びます。技術的には不十分でも感性として高く評価されることもあります。またどんなに整った歌でも共感を覚えない、伝わらない、ということで点数が入らないということもあります。自分の歌がどう評価されるか、ということに目が行きがちですが、実は自分が選んだ理由をどう説明するか、ということが非常に大切です。

(7)一通り互評が終わると、各種の情報交換を行い終了です。高得点でも賞金はでません(笑)。次回の日程、主題など出席者で話し合って決めます。「○○に関する歌」という具合です。