2016年

2月

14日

2月の例会(2/13)

詠題は「比喩を用いた歌」。詠題8首、自由詠16首、計24首を互評しました。自薦他薦の7首を紹介します。

 

耳底にいまだに残る潮騒は母と遊びし菖蒲田の浜

 年老いた母の介護の日々の中で昔日を思い出します。(SA)

つれあいの残りし女(ひと)は一人のみハーモニカ吹く音色せつなし(ON)

 悲喜こもごものハーモニカサークル、いつまでもお元気で演奏を!(管理人)

草書体の息子に届いた年賀状旅で出会った年上の女(ひと)

 母親としては気にかかるもの・・・(YA)

坦々と介護の年逝き窓の外は大震災後五年目の冬

 下の句に感慨を込めて(OM)

原子炉の危うさの如し幾重もの絶望に人は人を殺めむ

 難しい歌になりました。危うさにあふれる時代はいりません(OU)

大根のあまりに元気な積み上げに若き女(ひと)らのダンスの浮かぶ(SU)

 白い大根を放り上げては積んでいく、踊る足のように青空に舞う大根(管理人)

大寒の寝床の中にうずうずと手足を伸ばす「春」の字のごと(MA)

 大寒過ぎれば春は間もなく・・待ち遠しいこの頃です(管理人)

 

3月例会は3/12(土)、毎月第二土曜日の13:00-です。詠題は「生」、お楽しみに。(管理人)

まひる野

 東京に本部を置く全国的な短歌の会です。窪田空穂の第一歌集「まひる野」から命名され、生活実感を尊重し、詩としての豊かな表現力を希求します。自然や日常を細やかな温かい視線で詠んだ歌が特徴です。詳しくは「まひる野」のページをご覧ください。

 

<仙台 月例会について>

毎月第二土曜日に仙台市内の市民センターの一室で午後一時から概ね二時間程度です。流れを紹介します。

 

(1)その月の決められた主題に関する歌1首以上を含む自作3首の歌を提出します。

(2)作者を伏せてプリントアウトしたものが当日配布されます。自分以外の方の歌をそこで初めて目にすることになります。

(3)全部で20~30首になります。リズムを確かめながら音読します。意外に難しい漢字や短歌独特の言い回しに出会うことも学びの一つです。

(4)20~30分程度をかけて、各自で、自分の”お気に入り(共感、卓越、感嘆、臨場感などを感じる歌)”を5~7首程選びます。その中でも”これは!”という歌一首を特選として選びます。

(5)特選2点、”お気に入り”1点として集計し、合計得点の高い歌から互評します。互評というのは選んだ理由を自分なりに説明するということです。

(6)互評の過程で多くのことを学びます。技術的には不十分でも感性として高く評価されることもあります。またどんなに整った歌でも共感を覚えない、伝わらない、ということで点数が入らないということもあります。自分の歌がどう評価されるか、ということに目が行きがちですが、実は自分が選んだ理由をどう説明するか、ということが非常に大切です。

(7)一通り互評が終わると、各種の情報交換を行い終了です。高得点でも賞金はでません(笑)。次回の日程、主題など出席者で話し合って決めます。「○○に関する歌」という具合です。