2016年

3月

15日

3月の歌会(3/12)

いつもの第二土曜日、13時からいつもの青葉区中央市民センターにて開催。詠題は「生」、題詠13首、自由詠11首、計24首から自薦他薦の6首を紹介します。

 

生あれば死は万物に訪れる星や宇宙に終りは無きや(ON)

 スケールの大きさが魅力。時には、夜空を仰いで想いを馳せたいもの(管理人)

雪残る道に夕暮れオリオンの高く上りて春近づきぬ(SA)

 冬の終わり、春の訪れを、オリオンが教えてくれています(管理人)

魂を運ぶ聖なる鳥という白鳥の白闇にまぎれず

 美しいとだけ思っていた白鳥が魂を運ぶ鳥と知り歌に詠んでみました(OH)

震災後五年目の春盲目のピアニスト弾く「それでも、生きてゆく」

 「それでも、生きてゆく」は辻井伸行作曲の曲。妻が大ファンです(OM)

「長生きはしなくていい」という友は密かに飲みいるサプリメントを

 ”お互いに”いつも密か何かを飲んでいます(YA)

生きにくいご時世ですがと健と寅大丈夫だと吾も声出す

 高倉健や寅さんの映画を見ると誰でもこんな気持ちになるのでは(OU)

健康と病の濃淡揺らぎあう抗わずして汽水に生きる(KI)

 生きることを淡々と受け止めている詠者の気持ちが伝わります(管理人)

しばらくはベンチにすわり汝に領つ 二月・日永のひかりがゆとり(MA)

 一文字空け、「・」で視覚的な工夫も織り込んで、陽だまりを分け合う二人の

 姿が目に浮かびます。(管理人)   汝に領つ:なにわかつ

 

 4月の歌会は4/9(土)13:00、いつもの市民センターで行います。詠題は「年」「度」、お楽しみに。

まひる野

 東京に本部を置く全国的な短歌の会です。窪田空穂の第一歌集「まひる野」から命名され、生活実感を尊重し、詩としての豊かな表現力を希求します。自然や日常を細やかな温かい視線で詠んだ歌が特徴です。詳しくは「まひる野」のページをご覧ください。

 

<仙台 月例会について>

毎月第二土曜日に仙台市内の市民センターの一室で午後一時から概ね二時間程度です。流れを紹介します。

 

(1)その月の決められた主題に関する歌1首以上を含む自作3首の歌を提出します。

(2)作者を伏せてプリントアウトしたものが当日配布されます。自分以外の方の歌をそこで初めて目にすることになります。

(3)全部で20~30首になります。リズムを確かめながら音読します。意外に難しい漢字や短歌独特の言い回しに出会うことも学びの一つです。

(4)20~30分程度をかけて、各自で、自分の”お気に入り(共感、卓越、感嘆、臨場感などを感じる歌)”を5~7首程選びます。その中でも”これは!”という歌一首を特選として選びます。

(5)特選2点、”お気に入り”1点として集計し、合計得点の高い歌から互評します。互評というのは選んだ理由を自分なりに説明するということです。

(6)互評の過程で多くのことを学びます。技術的には不十分でも感性として高く評価されることもあります。またどんなに整った歌でも共感を覚えない、伝わらない、ということで点数が入らないということもあります。自分の歌がどう評価されるか、ということに目が行きがちですが、実は自分が選んだ理由をどう説明するか、ということが非常に大切です。

(7)一通り互評が終わると、各種の情報交換を行い終了です。高得点でも賞金はでません(笑)。次回の日程、主題など出席者で話し合って決めます。「○○に関する歌」という具合です。