2016年

5月

15日

5月の歌会(5/14)

詠題は「緑」、題詠10首と自由詠14首、合計24首を互評、いつものように自薦他薦の8首をご紹介します。

 

週五日姑(はは)の介護に出かけたり私の時間を獏(ばく)に食わせて

 自分の時間が欲しい! (OH)   

路上に降り積む花びら蹴散らして旅客を乗せて周遊バス(るーぷる)が行く

 青葉山から川内にかけての城跡の道です。(OM) 

 周遊バス(るーぷる):仙台市内観光地をまわる周遊バスの名前

代掻きの水面をわたる春風が顔をなでてゆく母何思う

 高齢の母が何を見てるか、何を思っているか・・(SA)

地下鉄を出でて広がる新緑に手作り市の人らにぎわう

 地下鉄の薬師堂駅の手作り市を詠みました(YA)

恐いもの「地震かみなり火事おやじ」変わりしものはおやじのみなる(ON)

 地震、雷、火事の恐さは不変、熊本地震被災者の皆さんに応援を!(管理人)

うじうじとすごせる冬に見切りつけあっけらかんと木蓮ひらく(MA)

 木蓮の花の咲くさまをこんな風にも詠める春です(管理人)

あたらしき緑の樹冠に鳥たちを憩わせながら樹は育ちゆく(IM)

 春の生命感、樹木や鳥たちの風景の立体感を感じます(管理人)

黄の砂もPM2.5も洗い去り杜の都に緑雨降りたり(OU)

 「今という時代」の言葉や出来事を詠むことへのこだわりです(管理人)

 

次回は6/11(土)13:00-15:00、詠題は「逃」「走」、いつもの青葉区中央市民センターです。お気軽にご見学ください。

 

まひる野

 東京に本部を置く全国的な短歌の会です。窪田空穂の第一歌集「まひる野」から命名され、生活実感を尊重し、詩としての豊かな表現力を希求します。自然や日常を細やかな温かい視線で詠んだ歌が特徴です。詳しくは「まひる野」のページをご覧ください。

 

<仙台 月例会について>

毎月第二土曜日に仙台市内の市民センターの一室で午後一時から概ね二時間程度です。流れを紹介します。

 

(1)その月の決められた主題に関する歌1首以上を含む自作3首の歌を提出します。

(2)作者を伏せてプリントアウトしたものが当日配布されます。自分以外の方の歌をそこで初めて目にすることになります。

(3)全部で20~30首になります。リズムを確かめながら音読します。意外に難しい漢字や短歌独特の言い回しに出会うことも学びの一つです。

(4)20~30分程度をかけて、各自で、自分の”お気に入り(共感、卓越、感嘆、臨場感などを感じる歌)”を5~7首程選びます。その中でも”これは!”という歌一首を特選として選びます。

(5)特選2点、”お気に入り”1点として集計し、合計得点の高い歌から互評します。互評というのは選んだ理由を自分なりに説明するということです。

(6)互評の過程で多くのことを学びます。技術的には不十分でも感性として高く評価されることもあります。またどんなに整った歌でも共感を覚えない、伝わらない、ということで点数が入らないということもあります。自分の歌がどう評価されるか、ということに目が行きがちですが、実は自分が選んだ理由をどう説明するか、ということが非常に大切です。

(7)一通り互評が終わると、各種の情報交換を行い終了です。高得点でも賞金はでません(笑)。次回の日程、主題など出席者で話し合って決めます。「○○に関する歌」という具合です。